テンカラーズ&木村一成写真事務所公式サイト アマゴンスキー on the web テンカラ雑記2008年版 その3

2008年 盛期を迎えて」

今は2008年5月中旬、藤の花が山を彩る季節が到来です。
目にまばゆい新緑のなか渓魚は日中でも毛バリに出てくれますから、テンカラ師にとって一番うれしい時期ですね。
反面、盛期を迎えるとテンカラシーズンも折り返し地点に達したような気にもなります。
そこで今回は盛期とは何の脈絡もなく近頃の釣行を振り返ってみようと思います。
(今まで更新しなかったツケともいいますね)


4月初旬、川原にまだ雪が残る石徹白峠川C&Rにて。
雪代で水温は低いものの、毛バリをうんと沈めてやるとイワナが食ってきます。
この峠川において来る2008.6.7〜8、石徹白フィッシャーズホリデーが開催されます。
我々レベルライン一派もブース出展しますので、ぜひご参加ください。


4月初旬からポンポンに丸く肥えた尺上イワナが釣れました。


4月後半になり、夫婦でライターという「まさ&まり」の「まるかど企画」の二人がテンカラ初挑戦。
まささんは揖斐川支流粕川で産湯を浸かったという川っ子、まりさんもワンゲルで鍛えたので川歩きは平気。
「実釣!レベルラインテンカラ」のDVDを見て、テンカラなんて簡単だと思ってくれたみたい。
その意気やよしってことでテンカラに初挑戦することになりました。
釣行前日に虫クンが一人で行って爆釣してきたという庄川水系へ。
絶対に釣ってもらえるはずと思いお連れしたのですが・・・。
う〜ん、休日で人も多く魚が神経質になっていたんでしょうね。
水温も前日より下がったようだし・・・。
それでも魚が毛バリに出るところが見えただけでも喜んでくれる二人。
このタイプはテンカラにはまるんです。
次こそは絶対に釣れますから懲りずに川へ来てちょ〜よ。


GWの最中、石徹白峠川C&Rにて「実釣!レベルラインテンカラ」DVD好評発売記念バーベキュー大会をしました。
テンカラ仲間だけでなく、DVD編集を担当した鈴木君とその後輩でテレビディレクターの伊藤氏も参加。
さらに愛工大の内田先生が水生昆虫の観察のため学生さんを引きつれて参加してくれました。
肉が余るかと思いきや、若い学生さんとテンカラ大王の胃袋にどんどん吸収され綺麗に片付きました。

このイワナはつい先日、天竜川水系へ釣行した折に虫クンが釣りました。
美しい9寸のイワナです。
この日の午前中はひどい雨。
川はどこもかしこもカフェ・オレ色の濁流。
もう、・・・泣きそう・・・。
しかし、こんなときはあそこしかないという場所へ一縷の望みを託して山道をひた走りました。
そこは予想通りというか予想以上に水質はクリアー!
ところが、こんな日ですから皆さん考えることは同じなんですね。
平日なのに意外と釣り人が入っています。
仕方なく餌釣り師の後を追うことになったのですが、どういうわけか反応がいいのです。
テンカラやってて良かったと思うほど釣れました。
しかもアマゴばかり。
というわけで上の写真のイワナは、この日の貴重な一本なのです。
この日のアマゴたちのいくつかはアマゴ図鑑に載せましたので見てやってください。


 左から虫クン、西郷アジャリ君、サウスポー大野。
釣り場ではみんないい顔しますね。
いや、いつもいい顔ですが。
そういえばサウスポー大野は先日、木曽川水系の釣り人ひしめく超有名河川で、尺上イワナを頭に良型イワナを連発したそうです。
彼はスレ切った川でもコンスタントに釣りますが、その技量の程はキャスティングを見ればわかります。
そして毎度のことながらアジャリ君のバイタリティーには恐れいります。
GW中、京都から四国へ渡り3日間釣りをしてから石徹白で一日、翌日は揖斐川水系で一日釣ってから京都へご帰還。
5日連続もさることながら、移動距離がスゴイ。
アジャリ君のような若いテンカラ師が次世代を担うんでしょうね。
と、妙にオッサンくさいことを書いてしまいました。

  

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