荘厳なまでの渓谷美に酔いしれつつも釣れないまま遡行し、ついにアマゴが走る姿を目撃。
よだれが出るような一級ポイントがあり、様子を見ようと私が頭をヒョッと岩陰から出した瞬間に走ってしまったのです。
しまったと思いましたが、親からもらったデカイ頭を恨んでも仕方がありません。
やはりいるもんです、いないわけがないです。
そいつは手前奥の巻き返しあたりから、流芯を斜めに横切りながら下流へ流れ出し付近まで走ってUターンし、奥底に潜っていきました。
頭の動きに即座に反応したことから、割と表層近くに出ていたアマゴでしょう。
テンカラで狙えたし、尺クラスの良型だったので惜しいことをしました。
こうなると普通のテンカラの攻め方では厳しくなります。
選手交代して銀次郎さんが得意の餌釣りで挑みます。
が、その後、ちょっとしたアクシデントがあって渓を早々に撤退せねばならなくなりました。
結局、一匹もアマゴを釣ることができませんでしたが、十分に四国の渓の実力を感じました。
四国の渓流釣り師の皆さんがうらやましいです。
翌日は名物の讃岐うどんを食すことに。
四国で釣り以上に楽しみにしていたのが、この讃岐うどん!
「高松に来たんだから美味いうどん食ってもらわなきゃ」てんで、銀次郎夫妻オススメの店へ。
ウ、ウマイ!
もう食べてる最中は言葉なんかありません。
食べた後も形容する言葉なんかありません。
←「ざるっ、大っ、生姜抜
きっ!」銀次郎さんは江戸っ子口調でビシッと注文。
そして銀次郎さんの秘密基地と作品の数々を拝見しました。
まさに夢の部屋、素敵な彫金作品が生まれる男の国でした。
←この毛バリとアマゴを組み合わせたアク
セサリー、絶品ですねぇ。
今回の四国釣行、一匹のアマゴも釣れませんでしたが、しんちゃんにも会えたし、銀次郎夫
妻に遊んでもらえて幸福でした。
この場を借りて、深く御礼を申し上げます。