木村一成写真事務所公式サイト アマゴンスキー on the web テンカラ雑記2005年版 No.10

「酷暑のテンカラ

お盆が過ぎて、ようやく少しはしのぎやすい気温になってきました。
しかし2005年、今年はとくに暑い夏でした。
少しでも涼しそうな川を選んで釣行したつもりでしたが、どうしてどうして汗ダラダラ。
HPの更新をする気力が失せるほどバテました。(と、言い訳します)
「夏ヤマメ、一里一匹」という昔から言い伝わる言葉があるほど、夏の渓流釣りは難しいものです。
ところが、夏の釣りは難しくとも、たまに意外な大物が毛バリに出たりします。
これがあるから、カンカン照りの日中は出が悪いと知ってはいても、無理して竿を振ってしまうのです。

今回は酷暑のテンカラ釣行を、まとめて写真レポートします。


7月にサウスポー大野が美しいヤマトイワナを釣りました。
標高1800mなのに、暑くて暑くてたまらない日でした。

上の写真と同じ日同じ川、天竜川の支流の支流。
サウスポー大野に頼んで記念写真を撮ってもらいました。
嬉しいなぁ〜。



7月中旬過ぎの高原川水系も暑かったぁ〜。
少しでも標高が高いところへ非難。
渓相バツグンなんですが、ところどころ温泉水が流れ込んでいるし、周りは観光客だらけです。

そんな場所でもイワナは綺麗。
お〜い、早く帰してくれぇい!
この後、川を変えて尺イワナが一本。
釣りも楽しかったですが、やはり奥飛騨は温泉もよかったですねぇ。



こちらは8月初旬、庄川水系のある谷にて。
超渇水でしたが、市橋先生もサウスポー大野も美形イワナに顔がほころびます。
この日から、サウスポー大野と怒涛の3連チャンで奥飛騨の川を巡りました。

3連チャン二日目、高原川水系でニジマスの尺上が出ました。
てか、ホントは70センチくらいのヤツを期待していたのですケド。
んなの釣れるわけないか・・・。

腰を落として慎重にランディングに入るサウスポー大野。
絶対バラさん!という気迫を感じます。
相手は25センチのニジマスでした。

3連チャン三日目は高原川の支流へ。
釣り人の水難事故が多いことで有名な川です。
水は渇水気味で、テンカラにはむしろ好条件。
でも標高は1000m以上あるのに、暑いんですよこれが。
この数日後、この川は大水が出て、お一人がお亡くなりになったとのことです。
ご冥福をお祈りいたします。

この川は花崗岩の大岩がゴロゴロ、釜も深いので大水が出ると危険です。
尺イワナなぞ珍しくもないらしいのですが、深追いは禁物。
下流部が晴れていても、上流の雨が鉄砲水となって襲ってくることがあります。
田島パパとY君が入渓したときも鉄砲水が出たそうです。



遠山に、テンカラ大王を慕って皿海さんご一行がやってきました。
サウスポー大野とともに、一緒に遊んでもらいました。
皆さん、シマノ本流テンカラZEを手にしています。
翌日、今年からテンカラを始めたばかりの小柄な女性Hさんが、25センチのアマゴを釣りました。
これでテンカラウィルスに完璧に感染しちゃったでしょうね。



お盆は、石徹白C&R区間で遊びました。
虫クンも綺麗なイワナにニンマリ。
しかしまぁ、さすがにお盆、人が多くてびっくりでした。



お盆過ぎのとある日、所用の帰り道にちょっと木曽へ寄ることができました。
雨がちで増水する河川が多い中、木曽本流は運よく平水。
しっかり雨は降っていましたが、こりゃやるっきゃない!
これは23センチくらいのアマゴですが、本流ならではの魚体をしています。

夕方、雨も激しくなってきて、もう上がろうかと思い最後の一振り。
そしたらなんと尺アマゴ!
ん〜、木曽なら尺タナビラっていうのかな。
見事な魚体でした。
今年はもうこれで満足です。

   

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