木村一成写真事務所公式サイト アマゴンスキー on the web テンカラ雑記2005年版 No.3

天気晴朗なれど風強し

 「いずこへ」、「ええ、伊豆へ」ってなことで今年も伊豆へ行ってきました。4月に伊豆 でテンカラ大王石垣尚男教授の講習会(詳 細はこちら)があるため、その下見も兼ねての釣行です。3月だと私の地元ではまだ毛バリには早い時期で、伊豆のように温暖な土地は憧れの的。もう 行きの道中から頭の中はハッチしまくるカゲロウ、ライズしまくるアマゴたちの図でいっぱい、瀬からも元気に飛び出してくれるんじゃないかと期待は膨らむば かりでした。
 
 天気は晴朗、雪化粧した富士山が視界に綺麗に見えてくると、静岡に来てるんだなと実感します。テンカラ大王の故郷興津を通過して、富士山の写真を撮るた め富士川サービスエリアに寄ってみると強風が吹き出していました。「今日は花粉が多いですねぇ」と花粉症の大王は早くもグシュグシュしてます。なるほど風 が強くて花粉が飛び散るんでしょう、花粉症の人は辛そ〜。その大王の様子を見ていたら、こっちも花粉症気味に。目がかゆくてクシャミが出て鼻水が止まらな くなってしまいました。
 
 現地に着くと予想通りというか予想を上回るというか、とにかくすごい強風。ラインが巻き上げられて毛バリは天空を目指して飛んでいくほどで、空中にアマ ゴ がいたらよく釣れるでしょうな。ラインを回転させながら毛バリを落とす技術を竹株さんたちは「竜巻落とし」というそうですが、これでは「竜巻上げ」です。
 
 初日は目立たぬようお忍びでテンカラをする予定だったのが、マツの黄色のド派手な車のおかげでろっぺーおじさんに発見され、ご親切にも川を案内していた だけることに。でも、結局テンカラらしいことはできずにギブアップ。あとは宿の温泉と鍋だけが楽しみでした。そういえば、昨年もこの時期に釣行して森下さ んの誕生日を祝ったんだよなぁ〜。で、昨年は暖かくてアマゴはもうちっと釣れたよな〜。
 
 二日目はサトーさんも合流、そしてテンカラ講習会幹事にして老眼毛バリ本舗の倉上亘さんがテンカラ軍団を引き連れてやってきました。いやぁ〜、テンカラ 師もこれだけそろうと壮観です。といってもこれほど大勢で入川したところで釣りにはならないので、我々は上流部へ。昨日よりは風がないからいいかも、と 思ったのは最初だけ。やはりビュ〜ビュ〜吹きだしたら止まりません。下流部もほとんど釣りにはならなかったようです。
 
 まぁ釣りはともかく、強烈な印象を残したのは昼食の時の倉上さんとろっぺーさんの会話。いや、あれは会話というのかな、自分が思いついたことだけをぶつ けあう言葉の格闘技! しかし、どちらも一向にダメージを負う気配はなく延々と続きます。
 風と花粉にやられた釣行でしたが、4月の講習会の時期であればわんさかアマゴが出るだろうと思いました。

富士山と富士川
富士山って、何度見ても感動するなぁ。


写真左上の人は残念ながら今回は欠席したマツです、ってのは冗談。
集合写真撮るときにトイレに行っておったのです、しかも時間がかかるほうで。
ところでマスクしてサングラスした人が股間でなにやら握っているのは缶コーヒーです、念のため。


皆さん「シマノ 本流テンカラZE」を手にしてパチリ。
この竿の調子は実釣で使い込むほど好きになります。
釣具屋で振っただけでは分からない調子ってのかな。


いかにも出そうですよね〜。
あ、出る出る〜、ヘックショイっとぉ。


ここで虫クンが痛恨のバラシ。
釣り姿がテンカラ師っぽくなってきました。


サトーさん、粘りに粘って釣りました。
釣れる人ってのは、最後まで諦めない人ですねぇ。


小さいですけど朱点が少ししかないアマゴが出て、一瞬ヤマメかと思いました。
伊豆在来のアマゴは朱点が少ないと聞きましたが、これは稚魚放流っぽいですね。
 
 
  

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