木村一成写真事務所公式サイト アマゴンス キー on the web 2004年版 No.3

「条件の釣り」

テンカラ雑記、久々の更新です。
この雑記を書いているのは200497日ですが、ちょうど台風18号が九州地方に上陸した とニュースが流れています。
私の住む尾張地方も風が強くなっていまして、今日は釣りも仕事もできませ〜ん。
つい先ほども地震があったし、先日も1分ほど揺れるいや〜な地震がありました。
「うわっ、揺れてるよ〜、こんな時どうすんだっけ?すぐに逃げれるようにまずは玄関のカギ開けてっと、あれ?パンツいっちょだよ・・・」
ううむ、いざとなるとどうしていいか分りませんね。
ああ、我々は無力だ〜っ!!!

ところで、テンカラは条件に左右される釣りとよくいわれますね。水温や水量、季節や時間帯、フィッシングプレッシャーなどなど、さまざまな 要因によって釣果が大幅に変わる釣りなのです。もちろんどのような釣法でも条件に左右されますが、テンカラの場合はそれが極端なのです。釣れないとなった らホントに釣れないものでして、悪条件でも釣果をあげる餌釣り師やルアーマンを遠巻きに見ているという悔しいことが多々あります。
この立場が逆転することは珍しいのですが、ごく稀に魚が一斉に上を向いているような時はテンカラでしか掛からないということもあります。最 近もそのようなテンカラ爆釣の情報を聞きまして、ちょっと胸のすく思いがしました。

近ごろの私は、わざわざ条件の悪い日を選んで釣りに行っているのではないかと思うほど、川のコンディションがひどい時ばかりに釣行している ようです。7月に福井県で記録的な豪雨となり、足羽川が氾濫して流域に大きな損害をあたえました。 ちょうどその時、足羽川源流と尾根を隔てて接する川にいたのです。いままで経験したことがないような豪雨で、渇水だった川は狂ったように増水してしまいと ても釣りどころではありません。命からがら逃げるといった状態でした。しかし、そんな時でも榊原鬼嫁(オイオイ)COCOさ んだけは「腹減ったぁ〜、朝飯食お〜っ」と呑気なこと言ってましたけど。
その後の釣行でも、ロクな目に会っていません。今日こそはと気象情報を念入りに調べても、川に着いた途端に大雨がザーッ、雷がゴロゴロピッ カーン!! お〜い気象庁〜っ、どうなってるのぉ〜!?自分が雨男であることは昔から承知していますけど、こうも続くと少々腹が立ってきます。ま、誰に腹 を立てるわけにもいかないのですよね〜。

ん?釣れないのは腕のせいだ、ですと。←アタリッ! まぁ、そりゃそうなんでしょうが・・・。
ん?じゃあ釣れる釣法にすれば、ですと。う〜ん、テンカラしかできない不器用な性分ですので・・・。
ん?そういう時は谷や小沢に入れば、ですと。いやいや、そういう場所は魚の避難場所なんです。そういう魚はソッとしておいてやりたいのです が・・・。

ということで(おいコラ、どういうことなんだ?)、今回は釣友たちが釣った渓魚の写真をご覧くださいまし。


アワゾ−氏が釣った明るい体色のイワナ。
川石が白っぽい川なので、イワナも美白です。


サトーさんが16キロの荷物を担いで5時 間歩いたすえに釣ったイワナ。
アマゴかと思うような立派な体高をしています。


こちらは、K子さんのアマゴ。
これも花崗岩の保護色でしょう、やっぱり明るい色してます。


テンカラ1年生の虫クンが尺イワナを釣りました。
「キャーッ、竿が上がんない〜!!」 だって。


オーノさんが竿抜けを狙って掛けたアマゴ。
水深20センチ、浅い流れのブッシュ下に潜んでいたやつだそうです。


夏場の渇水期、標高の高い川でオーノさんにヤマトイワナがヒット。
とても美しい魚体でした。

   

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