木村一成写真事務所公式サイト アマゴンスキー on the web 2004年版 No.2

テンカラ1年生

今年もテンカラ1年生の入学シーズン到来!
ということで、ここに一人の新入生を紹介しましょう。
ふと気付いたら裏口から侵入していた侵入生ではありません。
堂々と正面切ってやってきました。

通称「虫クン」
女性ですが少年のような雰囲気を持った人なのでクンでいいか〜、と。
これからテンカラ虫になるそうです。
そのうち「む」が取れて「テンカラ師」になるでしょう。
餌釣り経験者というので最初は道場破りかと思いましたが、「一緒に遊んでください」「ハイ、どうじょー」

竿はシマノ翠渓テンカラEX3.3、ラインもバルカンを買ってきてやる気は十分。
すでに餌釣りでは8年の経験があるというので川読みや川歩きはできると判断して、まずはキャスティングの練習から。
これがテンカラ最大の難関ですし、一生の課題でもあります。
最初こそヘナヘナと毛バリが飛ぶだけでしたが、10分も練習すればすればうまく飛ぶようになりました。
センスとカンがいいのでしょう。
次にテンカラ大王の指導を受けてもらえば、まず釣れるはず、と。


直々にテンカラ大王、石垣尚男教授の指導を受けます。
「竿は12時で止めて後ろに倒さないように」
う〜ん、緊張するでしょうな〜。


その翌日ついにテンカラでの初釣果、アマゴを4匹ヒットさせました。
そりゃもうペリーの黒舟来航のように興奮して、「たった4匹で夜も眠れず」


そしてなんと、初釣果の日にマムシ胴毛バリで知られる「郡上テンキチ」の平田さんとばったり。
これは幸先いいですね、運も強い人なんでしょう。

というわけで、またテンカラウィルス感染者が一人誕生です。
同じ疑似餌でもフライやルアーではなく、よくぞテンカラに来てくれたものです。
ええ〜、世の餌釣り、フライ、ルアーの皆様、テンカラもやってみるとおもしろいでよ〜。
オイデ、オイデ。

  

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