木村一成写真事務所公式サ イト アマゴンスキー on the web 2005年版アマゴ図鑑 No.2

アマゴ図鑑20


庄川水系8月下旬
ここ数年来の水害で大きく様変わりした川で出た個体。
以前は水深のある淵を所々に抱えるいい渓流だったが、今は平均的に浅くなってしまった。
しかし、今でも美しい渓魚を育む川であることに違いない。
この個体は体高があって色も明るく艶やか、感動的なアマゴだった。


庄川水系8月下旬
上のアマゴと同じく庄川水系だが、別の川の個体。
この日は、夕マズメになっても活性が上がらなかった。
そこで大淵の流芯下を、毛バリを何度も沈ませて流した。
居ないはずはないと思い、随分しつこく狙って掛けたので、嬉しさもヒトシオ。
サイズは23センチくらいだが、丸々と肥えて力強い引きだった。
これぞアマゴらしいアマゴといった感じの魚体だ。



庄川水系9月初旬
この2枚の写真は同一個体である。
このページの一番上にあるアマゴと同じポイントで、一週間後に出たアマゴ。
先週と同じ個体が掛かるかもと思ったが、食ってきたのは31センチをちょいと超えるアマゴ。
あまり餌を食っていないようで、お腹がペッタンコだった。
ひょっとして、もう卵が出ちゃったのかぁ???
大きいことは大きいのだが、むしろ長いなぁという印象を持った。
溶けかかったような形のパーマーク、側線あたりに薄っすらとした朱点が集まるなど、珍しい模様だった。
魚体を見る角度によっては、ギンギラギンの銀毛にも見える。
おそらく下流のダム湖あたりから遡上してきたものと思われるが・・・・?


天竜川水系9月初旬
日中は暑さもあってか、シブくて出が悪い日だった。
掛かるのは15センチに満たないチビばかり。
やっと良型が毛バリに反応しても、鼻先でチョンと突くだけ。
ひと雨振ってから食いが立ち、ようやく成魚交じりながらヒレピンが口を使ってくれるようになった。


天竜川水系9月初旬
上のアマゴと同日、同川で虫クンが釣った個体。
羽虫のハッチがとても多いポイントで、ライズを狙って掛けた。
側線あたりに、もうサビが出始めている。
これから産卵期に向けて、だんだん黒ずんでいくのだろう。

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